遂に…遂に成し遂げた!
サルト・サーキットの地に君が代が響き渡る!!!
トヨタ、初のルマン初制覇、そして1-2フィニッシュ本当に、本当におめでとう!!!
この時をどれだけ待ち望んだのだろう。
直近では2年前、残り3分での悪夢の「ノーパワー」無線。
残り僅か1周という所で栄光から転げ落ちた。
そして、リベンジを誓った昨年。
まさかの半分、12時間を持たずに全滅。
オマケに偽マーシャルにやられた。
まさに、気持ちが空回りした感じだった。
そして、今度こそは…!と望んだ今年。
気がつけばライバルのアウディやポルシェが周りにいない。
これだけ見れば絶好の条件だ。
普段、モタスポを見ない人にとっては勝てて当然と思われただろう。
しかし、普段からモタスポを観戦(視聴)し、その恐ろしさを知ってる我々からすれば、
それに加え、過去の悲劇を思い出すととても優勝して当然とは思えなかった。
こんな事を言ってしまえば元も子も無いかもしれないがスポーツではどんな優勝でも優勝は優勝なのである。
あの悪名名高い2005年F1アメリカGPでもウィナーはシューマッハだし3位はモンテイロだ。
勝利に重いも軽いもない。
話をルマンに戻そう。
トヨタは今年ドライバーにアロンソを加えた。
そうそう、ここで謝っておかなければならない事がある。
それは、トヨタがアロンソ加入を発表した時、自分は「トヨタ終わった…」と思った事だ。
いくらインディ500に適応したアロンソと言えどフォーミュラとプロトカーは全然違う(と思う)。
その為、いきなり結果が出るとは思わなかった。
しかし、そんな自分の考えをアロンソはあっさり打ち壊した。
彼は、完全にTS050ハイブリッドを乗りこなし、参戦1年目にしてルマンを制覇したのだ。
本当に、本当に開幕前の自分が恥ずかしい。
開幕前からアロンソを信じていた方には謝罪する。
アロンソ優勝おめでとう!
トリプルクラウン達成まであと1つ
いつか達成するのを楽しみに待ってます!
もちろんトヨタやアロンソだけでなく見どころは多くあった。
特にモタスポファンなら1度は聞いた事があるドライバーが多く参戦したのは特筆すべき事だろう。
もはやお馴染みのロッテラー。
元F1王者のバトン。
アロンソと同じくトリプルクラウンを狙うモントーヤ。
F1ウィナーのマルドナド。
現在、FEでポイントトップのベルニュ。
ロッテラーと同じく日本でお馴染みデュバル。
ザッと並べてみただけでも錚々たるドライバーが参戦した。
結果はそれぞれ明暗が分かれたものの、各々素晴らしいレースをしたと思う。
改めてトヨタ8号車、ルマン制覇おめでとう!
一モタスポファンとして、一日本人として6/17は最高な日になった。
昨年の佐藤琢磨選手のインディ500制覇。
同じく昨年の室屋義秀選手のエアレース制覇。
そして、今年のルマン制覇。
ひょっとして我々はとんでもない時代に生きているのかもしれない……